コマミヤンの日記

人がやっているのを見て僕もやってみたいと、そう思い勢い任せで始めてみました。漫画とかアニメとか、そっち系のものが趣味ですけどそんなに詳しくはないです。基本的には自分が何かのタイミングで思ったこととかを書く日記になりそうです。仲良くしていただけたらとてもうれしいです。

偽物志向

 

 最近昼食はコンビニ飯で済ませている。今のバイトにありついた頃なんかは精力的に仕事場付近の飯屋をいくつも開拓していったのだけれど、毎度毎度700円以上のものを食べられるほどのセレブでもないので最近はその昼飯代も500円くらいを目安にしている。駅前まで歩けばチェーン店の牛丼屋やラーメン屋があるけれど、どうも胃袋が「今日はそれしかない!」となっていない場合には、ある程度メニューに幅を持たせられる近場のコンビニで済ませようとなる。

 とはいえコンビニ飯というのも、それなりに量を食べようとするとそんなに安上がりになるものでもない。出来合いの弁当や麺類なんかを一つじゃ物足りなく、そこにおにぎりや味噌汁を足そうものならよほどその辺の定食屋に行った方が安い。

 そんな僕らの心強い味方、インスタント食品。コンビニでもプライベートブランドのものならその辺の安売り並の価格で買えるのでとてもよろしい。カップ麺に限らず、仕事場ではレンジも使えるので冷凍食品までOK。これでバリエーションがグンと増す。近場のコンビニというのはセブンイレブンなのだが、今のところ「カップみそ汁+冷凍焼きおにぎり二個入り+から揚げ5個入り」辺りが一番多いパターン。主食に汁物とお肉を足して500円未満で満足。なめこの味噌汁がんまい。

 カップ麺をメインに据えた場合、さらに安く上がる。カップ焼きそばなら200円程で結構な量だし、カップラーメンなら汁物も兼ねてくれる。冷凍ギョーザは5個で100円(税抜)だし、ちょっとしたラーメンセットにまで持って行ける。

 

さて一番多いと言ったパターンではカップ麺は利用していないけれども、ここからはそのカップ麺に関して。

カップ麺の新商品と言うのは毎週発売されており、それが旨いまずいにあまり左右されずにある程度の期間で消えていく。結局いつも棚に並んでいるのは定番商品であり、セブンイレブンの場合は一風堂などの有名店モノは常にあるけれども、そういった本物志向の商品で息の長い商品は少ないように見える。

もはやカップ麺というものはイミテーションを通り越して全く別の料理になった感じがする。発端は確かに自宅で手軽にラーメンを、だとかそんなものなのかもしれないけれど、もう偽物として存在している間に妙なパーソナリティが宿ってしまったような。そして最もわけのわからぬ存在となったのがカップ焼きそばである。

元々「これ焼いてねぇじゃん!」というツッコミは多々あったと思われるが、昨今のカップ焼きそば事情は混迷の極みにある。たらこ味なんかは麺以外完全にたらこスパゲティの味付けで、もはや焼きそばどころかパスタ寄り。ぺヤングから最近はナポリタン味が発売。焼きそばとはなんだったのか。そしてもはや言葉遊びで生まれた、そば粉の入ったカップ焼きそば、お前は一体なんだ?

一方で激辛路線に走る商品もカップ焼きそばには増えてきた。その動きが活発になったのはぺヤングの超激辛の登場によるものが大きいとみる。激辛の名を冠する商品の大半がちょいと辛い程度だったところに本当に容赦のない辛さを投じ、これが一部の激辛マニアのみならずネタ成分含みで広くウケた。この激辛ぺヤングが受け口を広げたようで、今もコンスタントにあちらこちらのメーカーが激辛をウリにしたカップ焼きそばを発表している。ちなみに僕は激辛マニアとまではいかないけれどもそれなりに辛党であり、激辛ぺヤングは大好物だったりする。他の商品も試してはいるのだけれどもさほど辛くなかったり、辛いには辛いけれど旨さがなかったりと、ぺヤングには一歩も二歩も及ばないものばかりに感じる。僕は決して辛さに耐性は決してないのだが・・・辛党論に関してはここでは割愛する。

 

さてところで、これは7・8年程も昔の話になるだろうか、「焼いてないのにカップ焼きそば」という揶揄に真っ向から立ち向かった商品「ほんとに焼いたカップ焼きそば」なるものがエースコック辺りから出ていたのを皆様お覚えであろうか。これは麺に実際に焼き目が施されており、出来上がりは従来の商品にはない香ばしさのあるものになるという商品。ある意味ではこの商品が並み居るカップ焼きそばの中で最も混沌とした商品であるような気がする。なぜってこれ、唯一と言っていいかもしれない「本物志向」として作られたカップ焼きそばなのだけれど、すっかり本物を勘違いしたものだもの。

これは昔ラジオで伊集院光氏が言っていた言葉で、そもそもの焼きそばからして「焼く」って言うより「炒める」という調理法だと。本物志向の一つの答えとして焼き目という答えに辿り着き、確かにこれで「焼き」そばっぽくはなったけど、まてまて僕らの知っている焼きそばは麺に焼き目なんぞない。これまでのカップ焼きそばは焼きそばに非ずとして生み出されたものが更なるイミテーション料理であったというこの路線の商品、僕の記憶している限りでは3種類は発売したような気がするけれど、ここ6年は見かけいないので「あ、これなんか違うぞ!」とエースコックが気付いたのだろうか。ちなみに味に関して僕は「もう何が何だかわかんねぇけどうめぇぞこれ!」なんて言って結構食べてた。また発売してほしい。

書いている途中で思い出したけれど、湯切りで湯を少し残して「あんかけ」を再現する商品もあったあった。あれも旨かったけれども最近見なくなった。麻婆豆腐カップ焼きそば(なんだこれ)は結構ハマって沢山食べてた食べてた。

汁のないものに関してとにかく焼きそばということにしようという感はあるけれど、油そばとかまぜそばに関してはそのままの名前な辺りにラーメン的なものが持つ神通力を感じる。汁なしカップ麺のラーメン的なカテゴリー以外の「その他」の部分が全部焼きそばとして分類されていてとても混沌。夏はカップ焼きそばに色々新商品の出る時期なので楽しみ。

 

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