コマミヤンの日記

人がやっているのを見て僕もやってみたいと、そう思い勢い任せで始めてみました。漫画とかアニメとか、そっち系のものが趣味ですけどそんなに詳しくはないです。基本的には自分が何かのタイミングで思ったこととかを書く日記になりそうです。仲良くしていただけたらとてもうれしいです。

想像上の存在

 あいつら、みんな、こういう連中。ある程度の人数を勝手に一括りにして捉えてしまうというのはよくあることで、僕もそういうクセがある。分かりやすいところで「最近の若い奴らときたら」なんて談義では、「最近の若い奴ら」となどと複数形の物言いでありながら、談義の中では大きな一体の存在が創造されている。少しでも似た部分を持つ輩を一つにまとめてモノゴトの本質でも覗いたつもりになっているというのは頭を使う手間を惜しんでいるくせに頭を使った気にさせるから要注意。勝手に一括りにした上で、一つの人格をもった空想上の巨人を作り上げてしまう。大抵の場合その巨人は都合良くアキレスのかかとを晒した状態で創られるのだけど、僕の場合はかかとまで冥界の河に浸かった存在を生み出してしまい、そいつに勝手に打ちのめされて一人で落ち込む。

 「最近の若者」なんて括りの話も今では「老人のたわ言」として嘲笑の対象として扱われやすいのだけれども、こういった無理くり一括りにした表現というのは世の中に溢れていて、多くの場合「なるほどね。そいつぁ確かに」と納得してしまうことも多い。ツイッターなんぞを眺めていると若者の逆襲なのかしらん、バブル期を生きた人間を一括りにして老害と扱ったり、数人の政治家を例にとって日本の中心が云々と語ればそれなりに多くの賛同が得られるらしい。

 「○○だと政治家連中が言ってやがるけどさ、あの件じゃ××だっていってるじゃん。矛盾じゃないか。これだから・・・」と鬼の首を取った気になってしまってはいかん、引用した発言が一つの口から発っせられたものであることは少ない。のだけれども、そうだそうだその通りじゃないかとの声は不思議とあがる。

 

 そしてその「そうだそうだ」の賛同の声が集まることで、どこかの誰かの発した見当違いかもしれない思想がネット内の総意であるかのように錯覚してしまうのが僕。ツイッターで言えば、多くのリツーイがされているツイートが、ツイッター上に住む巨人の一つ口から発せられたものに思えてしまう。実際のところは発信源もリツイートしている人も別人(もちろん同じ人もいるだろうが)なのだけれども、総じて「お前ら」なんて表現をしてしまう。

 僕自身ときたらいわゆる中二病を患っていて「俺を他の奴らと一緒くたにするんじゃないやい」なんて自意識の持ち主のくせに、ネット内で少し賛同の多い意見を目にするとそれがネットの住人の総意のように捉えてしまうのだから情けない限りである。ネット内には多数派の意見を常に持った存在、大声を上げる巨人がいてその巨人を常に意識してしまう。そんな存在なんていないというのは理解していて、ネットの世界と言うのは個人が個人のままでいられる空間であると信じてはいるのだけれども、この空想の巨人が常に僕の前に立ちふさがる。

 

 上記の事を理解した上で今後もある程度の人間を勝手に括ってあーだこーだと発言することが多々あるだろうけれども、その辺はちょっとしたジョークとして捉えてもらえればありがたい。というか僕の発言が徹頭徹尾ジョークであるのだけれどもね。

 

なんかもうちょっと長く書こうとした内容だった気がするけど酔った頭なのでこの辺でGO

 

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